螢子のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
スカートの裾を揺らして清風が振り捨ててゆく過去の欠片を
11
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紫苑
特攻花外来ゆへに厭ふるもあり花はただ在りて咲けるも
12
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詠み人知らず
まだ這えぬ我が子が纏う甚平から赤い金魚が泳いで出る夏
19
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詠み人知らず
真新しい細胞だらけの子をさわるぷるりんわらび餅の感触
8
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紅桜
陽だまりに忘れた夏をさがすやふつま先立ちに息を潜めて
5
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紫苑
演習はあつたなかつたヘリの音は日の暮れてなほ南へ北へ
10
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ケンイチ
群雲が湧き立てば夏何ひとつ見逃さぬよう燃やせ血潮を
17
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トーヤ
断ち切れぬ鎖ばかりの毎日を流水の様に生きていけたら
9
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まるたまる
少しずつ知り合っていく私達言葉は必要ないさと君は
7
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トーヤ
遥かなる先を眺めて立ち止まる遠く遠くに「僕」がいるから
11
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恣翁
松風の 風情を醸す 七絃の 琴の古調ぞ 弾く人のなき
22
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falcon
雨ごとに夏草茂り開発の爪あと隠すを見るぞうれしき
9
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falcon
白き雲ながるる果てに散華せしわが師の友はみな若かりき
13
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ほたる
若き歌奏でる君はあじさいの色変るごと少し危うい
17
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白亜
出会わなければよかったと思えぬまま涙 海は碧さを増すばかり
19
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ケンイチ
誰もみな思い思いに去り行きて次第に我の酔いも冷めゆく
13
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ケンイチ
息つかぬ南の風に波おどる潮の香りの恋し湖
11
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ケンイチ
波たてば誰も遊ばぬ湖に汽笛をひとつ定期船去る
7
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在原紀之
早朝の雨に濡れたる紫陽花の艶やかなるは梅雨の宝石
14
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こはぎ
過去をまた繰り返す気はないけれど白い朝には君に会いたい
9
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