ななかまどのお気に入りの歌一覧
恵雪
境内に鮮やか繁る青もみじ木漏れ日眩し石山詣
10
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へし切
夕闇に浮かぶカラーの花白くワルツを踊る姿にも似て
12
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トウジさん
至く場所がまだ見えぬから先へ行く悪童ネリを踏み越えてなほ
3
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継海
立夏なる暦の中で文字踊るスカイブルーの空から燕
6
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滝川昌之
無言での男同士のハグがある退職してゆく同僚などと
17
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波端
初夏の海桐花に蝶の羽根の震る異界の空の靑透かしてむ
5
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うすべに
まっすぐに水平線のくぎる空 海の青さにこころ拡げる
8
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痴光山
ふかふかの黒土の畝へ苗運ぶ猫車も忙しき 春のたけなは
10
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ソラシド
あと一回これで最後を繰り返し掴めぬアームを睨んだふたり
3
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横井 信
水口をそっと開いて夏に来る風の涼まる五月の田んぼ
14
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兎桃
暁の光を受けて熟れたると見紛い若き桜桃採りぬ
3
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三條
「あなたには興味がない」と言うようにグループラインが既読で終わる
6
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茂作
櫻もち春は行けどもかぐはしき 花のかをりを持ちて歸らん
15
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リクシアナ
半世紀流浪の果てに帰郷すと書いて始めるエンディングノート
8
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舞
蛍光の消えた都会の川暗く映すネオンの影の揺蕩う
9
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杜鵑草
姑はまことの露になりにけり言の葉の上に消ゆる朝露
22
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リクシアナ
学舎に画架を並べし朋からの手紙の束の褪せぬ白さよ
11
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音蔵 雅秀
言の葉で 悲しみ苦しみ 現すは 限りあるかな 言葉の限界
2
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仔柚
いちご飴好きな私を可愛いと素直に思う貴方が好きよ
5
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へし切
風かほる五月の空に鯉のぼりおよぐ姿も今はなつかし
11
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