都詩のお気に入りの歌一覧
松本直哉
一刹那ためらひしのち大縄のうづのまなかにとびこみゆきし
2
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羯磨
幾重にも重なる波を見てしより 彼の柔肌を 海と思へり
9
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へし切
妻みとりこころの空となりし日々華やぐ春をいかで過ごさむ
29
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詠み人知らず
語呂合わせ商戦盛ん本日は肉の日なのかフグの日なのか
5
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舞
宅配のパーティーピザがバイクから運ばれてゆく家の灯りへ
4
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月虹
月曜の朝はゆっくり始めます先ずはあなたにそっと「おはよう」
32
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夏恋
わたしまた君の言葉に囚われて待ち続けるね性懲りもなく
22
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詠み人知らず
眼線あふ女性のあれど言葉なく一人飲みつぎバーを出で行く
3
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悠々
犬乘せて、ベビーカー押す老い人の 影すこし伸ぶ、春遠からじ
18
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竜胆
白御飯 蕗の味噌汁目玉焼き 言葉無くともつつがなき朝
12
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恣翁
底冷ゆる朝の空気に 二つ三つ 窪みの氷砕けたるかな
11
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三窟
美里建の北のさとにも月がでる血管みたいな木々のまうえに
5
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ぁゃ
寝るために通話を切ったはずなのに寂しくなって寝付けずにいる
6
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村上 喬
イマジンを口ずさんでたあの頃の思い虚しくはてぬあらそい
30
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林林
「母さんの牡蛎フライはもう食えんのか」外食必ず牡蛎フライの父
8
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矢車菊
本当のことを終はりにつぶやきてオルゴールいま事切れむとす
8
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さえね
冬月はかくも気高く照らしたり壊れたセロを抱く少年を
16
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文月
白きもの寒には美味しと祖母言ひき大根膾多めに作る
10
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ふきのとう
はらはらとまつ毛にかかる淡雪のかろき冷たさに空をみあげる
19
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さんた たつに
深更にオフィスを辞せば白秋の冷気頭上に今年のオリオン
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