遠井 海のお気に入りの歌一覧
ブロワー抹香
青春をこれっぽちも意識せず車座になる高架下の夏
4
もっと見る
ねずみ
トゲトゲと淡い緑の芋蟲は夜に羽ばたく蝶の夢みる
2
もっと見る
falcon
いのちかけ国に抗ひ逝きしひと偲びてひとり蜩を聞く
13
もっと見る
只野ハル
死にたくない殺したくないから戦争はしたくないって言えばいい
8
もっと見る
日向猫
仏送り すっからかんのお仏壇 寂しいような涼しいような
18
もっと見る
なかはらやすひこ
鳥も草も人もぜんぶ生きている ここはヒロシマ万年先も
6
もっと見る
@
この夏にアイスクリームの棒を刺し君への想ひの墓標としやう
4
もっと見る
みやこうまし
キャミソール・タンクトップの白人の肩のタトーウのやもりが揺れる
14
もっと見る
杏理
夏の夜に開かれた窓を零れ出でヴェランダに貯まるラヂオの音色
5
もっと見る
詠み人知らず
葉陰より朧月夜の覗けたり鈴虫鳴きて去りゆく夏よ
7
もっと見る
紫苑
あらたなる息吹せぬままおくつゆの卵は氷庫に化石となりぬ
17
もっと見る
詠み人知らず
禁じれば見たくなるのが人情よ 松江はゲンを応援してる
17
もっと見る
舞
寝乱れにときめかぬのは熱帯夜お前のせいとひとり達観
6
もっと見る
横雲
盆過ぎの昼餉寂しく仏壇に供へしを食む果実の甘し
9
もっと見る
毒島
飲みかけのラムネをひとくちちょうだいと無邪気な君の笑顔にドキリ
4
もっと見る
ppm
好きだった女に送るメールにはハートをつけて「妻が死んだよ」
2
もっと見る
inosann
固き殻でひ弱な心を包み込み吾は生き行くポーカーフェイスで
30
もっと見る
只野ハル
アストロノートがパーツを取り付けるように母がボタンを留めていく
6
もっと見る
銀ねず
百合・薔薇の散りなんのちをあはれみて所詮は戦後生まれのわれら
8
もっと見る
銀ねず
あれからと皆それぞれのこれまでをもちより始む通夜かかるべし
6
もっと見る
[1]
<<
24
|
25
|
26
|
27
|
28
|
29
|
30
|
31
|
32
|
33
|
34
>>
[167]