風蘭のお気に入りの歌一覧
たんぽぽすずめ。
きれぎれの言の葉満ちて吹く綿の風のひとつに君をおもえり
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たんぽぽすずめ。
ぼんやりと揺れてわからず羽ばたいて止まった場所が君の愛かも
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たんぽぽすずめ。
テフロンが剥がれるほどの失恋を越えて作れるふわりオムレツ
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たんぽぽすずめ。
降るほどに濁る川瀬を行く笹へ焦がれて願ふそのままの君
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浅草大将
どこまでも森を野原を抜けてゆく風か 少女も追う少年も
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詠み人知らず
隣家から熱風の来るマンションの サッシは閉めず鳥の声聴く
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蜻
たましいの片割れと出逢うその前と後の言葉のするどさ、やわさ
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紫草
夏にこもり歌も詠まずに暮らし越し秋の音きけば落ちつかざりし
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恣翁
買ひ出しの 当番決めむ阿弥陀籤 作りて 白雨に遠雷を聞く
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コーラ
カンバスにあなたを想い描くのは手の届かない空があるから
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コーラ
雨の歌ばかりを詠むのはなぜならば天気の日には君と会ってる
4
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五穀米
日曜のミサの聖歌にアルト歌う響き聞こえてハーモニーとなる
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せいか
たくさんのものなどもはやいらないの この旅終える旅費さえあれば
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舞
迎え火の代わりとやせんコップ酒言葉無くとも父子なりけり
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いちにのパッパ
地下鉄の出口をこうして出た今が八月六日ヒロシマのとき
4
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紫苑
おやすみ、凍れる星の降る夜を今し消えゆくいのちあらむゑ
8
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紫苑
星の降る今宵は二十三夜月あけやらぬ水惑星のなかぞら
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細井香
地上での寿命を知っているみたい闇夜に響く蝉の叫びは
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しげ
ふりかけを少し多めにかけてみて贅を感じる今は幸せ
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詠み人知らず
母の名は海、父の名は空と聞く。かなしき庶子の目は月を恋ふ
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