KENのお気に入りの歌一覧
青き銀椀
休日の暮らし沁み入る啄木の歌集読みつつ午後に入りける
15
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吉野 鮎
閉ざされし扉の向こふ藤棚に濃き淡きを搖るむらさき花房
12
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横井 信
在宅の座ってばかりの脚しびれ小さな窓に射し込むひかり
11
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ななかまど
集まらず閉じこめられず近よらずコロナよわれはどこに息する
12
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えんとつcafé
砂浜に捨てられている揺り椅子にときおり風が座りては去り
20
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名鈴
合戦の 跡の荒野を 訪ぬれば 白き骨散る 幻の見ゆ
13
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滝川昌之
畔に揺る蓬の葉裏ごと白き乙女子肌に早や初夏の陽よ
17
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こうは
曉天の慶雲の空美しく風が飛ばす梅散る如く
5
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こうは
黄昏に飛ぶ鳥が鳴く天の原未来も過去も平穏でいれ!
3
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横井 信
初夏の風 花のトンネルくぐり抜けさまよう街に探すやさしさ
15
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ななかまど
春天がプルシャンブルーを溶きたれば吾はちゃらぽこ詩人になれず
13
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名鈴
君に乞ふ 凍えてうずくまる我を 急ぎ抱きて 温めよ今今
11
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滝川昌之
戦時下とたとえて耐える荒れ世にも咲く花ありと道の躑躅は
20
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青き銀椀
しゅんしゅんと湯を沸かしつつ音楽に耳傾ける春の音かな
15
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灰色猫
種を待つ春の畑を耕さば五体を巡る土の香りぞ
19
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翠燕
長閑やかな山際に集ふ白鶺鴒 ピッピッと無邪気に追っかけごっこ
11
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こうは
しきしまの大和の國に殘したい野を驅ける鹿の美しさ
13
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千映2
歌詠めぬ苛立ちの中振りかえりゃやりたいことが絞り込めない
5
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滝川昌之
定年後こうして三食顔合わせ家で距離置き過ごすのだろう
19
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灰色猫
愛よりもきれいなものがこの星に進化史上にあってたまるか
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