KENのお気に入りの歌一覧
名鈴
泣かむとて 年若き我と 逢ひたるか 涙がちなる 人妻の君
10
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吉野 鮎
高空の飛行機雲の一條と競ふか幟五疋が泳ぐ
10
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ななかまど
ささやかな気づきが詩型になってゆく三十一文字に刻む言の葉
13
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ななかまど
泥の田に餌をもとめて飛びいれば黒き鳥とて汚れしものを
9
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灰色猫
レントゲン撮影台に寝転べば発掘される遺骨みたいだ
14
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灰色猫
虐待で死んだ子供の微笑みに囲まれているテレビ売り場で
11
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灰色猫
猫パンチくらいの威力でタップする届いてほしい恋のスタンプ
9
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夢士
新コロナ日々の時間の持て余し風呂場掃除が日課となりぬ
11
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リクシアナ
賑わいも宴も無けれど春の暮れ花はただ咲く誰がために咲く
13
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舞
人のよのしがらみ忘れのたりかな川のせせらぎ聞きつ眺めつ
10
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恣翁
うらうらと 暮るるを知らぬ春の日に 壬生狂言の 眠気催す
16
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えんとつcafé
水鏡そっと素足で踏むように水の匂いの五月を歩む
11
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夢士
来ないでと言うその口でおいでませ熱海の旅館格安価格
12
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横井 信
夕暮れのひかりをためた水張田を風にながれる水鳥の声
12
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うすべに
人たえた鴨の河原の床びらき 訪ねるお客は青鷺ばかり
12
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ななかまど
目の前のいちご大福医者とめる心に弱き鬼の住みたる
7
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名鈴
思ひ交はし ともに住みたる 一つ家も 心のあきに 風塞き敢へず
10
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滝川昌之
家で耐え外で怯えてきっとこの忘れえぬ春いつか偲ぼう
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千野鶴子
いつもより静かな皐月の青空に子らがブランコこぐ音響く
6
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萱斎院
ゆふまぐれきみが衣と見まがへぬ 寄する藤波むらさきまさる
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