KENのお気に入りの歌一覧
ななかまど
泥の田に餌をもとめて飛びいれば黒き鳥とて汚れしものを
9
もっと見る
灰色猫
レントゲン撮影台に寝転べば発掘される遺骨みたいだ
14
もっと見る
灰色猫
虐待で死んだ子供の微笑みに囲まれているテレビ売り場で
11
もっと見る
灰色猫
猫パンチくらいの威力でタップする届いてほしい恋のスタンプ
9
もっと見る
夢士
新コロナ日々の時間の持て余し風呂場掃除が日課となりぬ
11
もっと見る
リクシアナ
賑わいも宴も無けれど春の暮れ花はただ咲く誰がために咲く
13
もっと見る
舞
人のよのしがらみ忘れのたりかな川のせせらぎ聞きつ眺めつ
10
もっと見る
恣翁
うらうらと 暮るるを知らぬ春の日に 壬生狂言の 眠気催す
16
もっと見る
えんとつcafé
水鏡そっと素足で踏むように水の匂いの五月を歩む
11
もっと見る
夢士
来ないでと言うその口でおいでませ熱海の旅館格安価格
12
もっと見る
横井 信
夕暮れのひかりをためた水張田を風にながれる水鳥の声
12
もっと見る
うすべに
人たえた鴨の河原の床びらき 訪ねるお客は青鷺ばかり
12
もっと見る
ななかまど
目の前のいちご大福医者とめる心に弱き鬼の住みたる
7
もっと見る
名鈴
思ひ交はし ともに住みたる 一つ家も 心のあきに 風塞き敢へず
10
もっと見る
滝川昌之
家で耐え外で怯えてきっとこの忘れえぬ春いつか偲ぼう
20
もっと見る
千野鶴子
いつもより静かな皐月の青空に子らがブランコこぐ音響く
6
もっと見る
萱斎院
ゆふまぐれきみが衣と見まがへぬ 寄する藤波むらさきまさる
7
もっと見る
蔓葵
道に散る色あるかたを訪ね来て花のあるじを今日見つるかな
12
もっと見る
滝川昌之
名詞でも流れ出したり匂い出すたとえば「風」と詠む歌人の
17
もっと見る
ななかまど
この星は見えざる敵に疲弊して小さき家で今は我慢と
9
もっと見る
[1]
<<
267
|
268
|
269
|
270
|
271
|
272
|
273
|
274
|
275
|
276
|
277
>>
[596]