吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
秋日好
ノックオン前に落としちゃだめだよね押し倒すのはいいのだけれど
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秋日好
たまさかに堪えても断てぬ眺むれば沈めた心呼び戻しつる
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詠み人知らず
ビュービューと風立ちぬれば 撓みたる電線の影 障子に騒げり
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詠み人知らず
蒼穹に映ゆる紅殻 桜葉の風に耐ふるを 日向ぼっこしつつ
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詠み人知らず
和であるに しとやかにして地味なるも ひと手間加へてバタくさく美味
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詠み人知らず
慇懃に対応すれど苛立たしき 間違い電話の郎女の声
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詠み人知らず
背ゆ抱く手が髪に触れ 傾けし首筋に 落つる熱き唇
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灰色猫
言の葉も国旗も脱いだあなたからほどよい野性の香りがします
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灰色猫
めくるたび人が死にゆく小説を一枚一枚折り鶴にする
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灰色猫
お互いが互いの愛を撃ち抜けず彷徨うだけの銀の弾丸
15
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灰色猫
爆音のバイクに乗って逃げようか実らぬ恋と拳銃もって
15
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灰色猫
奏でおりわがまま猫は歌いつつ自由気ままにピアノ踏んづけ
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河のほとり
世の中よふかき山路にまよひつつ木の間の月を頼みてぞ行く
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河のほとり
常はただ寂しきものと言ふ人にみ山の里のもみぢ見せばや
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河のほとり
薄原そよめく声もほのかにて月冴えわたる風の来し方
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恣翁
斑染めに 露も惑はで寝間着にと 端切れに裁ちたる 萩の花摺り
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恣翁
街燈の陰に隠りて 初冬の時雨に 覚えず 嗚咽洩らしぬ
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恣翁
難波江の葦刈り小舟の人故に 御味御汁の実 鯉ぞ足るべき
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大野 冨士子
棄てられて塵芥もさぞかし悲しかろぅ そつと掬って 弔いの場へ
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千映
熱燗も饒舌の人呑むころに燗冷ましとなり刺身はぬるむ
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