吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
ななかまど
凧あげも羽根つきもない正月に届く賀状に独楽も刷り込む
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詠み人知らず
樹海とか東尋坊とか聞くと嗚呼あの話と判る此の国
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詠み人知らず
ふたり海を見に行くってロマンチックでも二度と帰らない道かも
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詠み人知らず
箱船いま全自動クルゥザァ卵子と精子と冷凍庫ふくむヒト科
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詠み人知らず
人なくなると機械こはれると未だ重なり合はぬ此の頃
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詠み人知らず
偽善者みぬく丈より薄ペらな偽悪者ぢゃない貴方まなざし
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祈り花
咳き込みて眞夜の雨音聽きをれば夜氣も僅かに和み來るかな
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和竹
おのおのに色付く様の葡萄の葉果実の雫が少し染む色
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石川順一
忘却はポルノ作家が作為するいい語があっても忘れて仕舞う
10
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石川順一
コーヒーのソーサー汚れて冬の日は野菜畑を優しく照らす
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石川順一
行列は踏切目指すその前に急発進の車南へ
10
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石川順一
帰り道共済ティッシュが落ちて居る鎮守の森へ向かう我かな
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へし切
真夜中に仕事のことが気にかかりメモとり臥すも寝も寝られずに
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へし切
いたずらな風に戯れ山茶花の花弁ひとつまたひとつ散る
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元親兄貴
評価無い 落ち込むあの子にアドバイスしたのに今度は 別に良いって
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元親兄貴
吐き捨てた言葉なんかはどうでもいいそれより響いた言葉を聞かせて
10
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鍬乃呑
明日には壊れてしまうかもしれない楽器だからか声は美しい
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鍬乃呑
何もかも知り尽くしたと言いながら冷や汗をかく顔を見ている
5
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工藤吉生
マネキンにつるつるあたまよく似合うのっぺらぼうとはだかも似合う
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秋日好
沈着なマット・ドーソン球抱いて自ら行ったワールド・カップ
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