恣翁のお気に入りの歌一覧
草木藍
仄白く夜空に映る白梅の星にも見ゆる如月のころ
10
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由縁
「癌でない」医師に云われた隣人に鯛焼き二匹買えば春風
13
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谷真澄
左右逆に靴履いたときの気味悪さ感じていたんだ君との日々に
6
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音蔵 雅秀
耕され 水張りを待つ田園に 春の足音近づくを知る
7
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兎桃
東では春一番の吹けるらし夜半の物音それにあらじか
4
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兎桃
乗換し軽の新車に添えられたブーケ二人の食卓にあり
4
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しらず
おつとめ品のシールはがした洋菓子を一日遅れに供える仏に
6
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KEN
この命縮めつ癒すモルトグレーン 呑めばおぼろげ浅春の月
10
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みそ
生チョコの角がまあるくなってるの、君の心の形と似てる
10
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うすべに
傘をうつ音も聞こえず梅の花 香りふかめるしめやかに雨
13
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ななかまど
笑う顔怒る顔にも見える雲 仕事仲間の顔ながれゆく
13
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朝野沙耶
ウィスキーを抱えるチョコが溶けるまであなたを見つめる理由ができた
13
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舞
凍て月もおぼろに煙る雪明かり長閑更けゆく弥生待つ夜
11
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しらず
旅の荷に紛れた綿毛ふうと吹きふわりと浮くときの夜はやさし
4
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横井 信
もう春は近いと梅の花に寄る風のリズムに冬鳥は舞う
15
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舞
ギヤマンの 深き琥珀の 火の酒に 揺れる氷りの 音のかそけく
2
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洩矢転石
コンビニのワインの前で迷ってるきみを愛しく思ったりする
3
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仙人の弟子
起きぬけに 障子を引いて 小窓から 胸いっぱいに 早春の風
9
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小林道憲
日足伸び 窓辺に寄れば暖かし 冬の日淡く 山はかすみぬ
9
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横井 信
土に触れ疲れて眠る夢で聞く二月の雨に濡れた足音
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