紫苑のお気に入りの歌一覧
松本直哉
おとろへを見すまじとてか見舞ひにはな来そといひしさびしき電話
6
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夢士
生ひ茂る数珠玉採りて子ら遊ぶ遠き昔の野の原いずこ
17
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浅草大将
寄る浪にかかる紅葉の一ひらはしづが錦の多摩のたづくり
9
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詠み人知らず
水嵩の増したる川の急流を避けて浅瀬に群れおる鯉が
12
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みなま
イオンモールに子をなじりつつスマホ繰る眉なき母見ゆ きゃりーぱみゅぱみゅ
5
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夢士
秋の陽の深く入りたる家の内老い猫我と朝に舟こぐ
17
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へし切
里山の西方見ればもみじ葉の錦に染むる秋を愛しむ
16
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みやこうまし
御所の木々老いに優しく囁けり 季節変わりに風邪引かぬよう
9
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みなま
さみしさにふて寝をすれば右左脇の隙間に猫入りにけり
8
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みなま
冷え込みに震えながらも冴えざえと名残りのあさがお空を映せり
15
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みなま
もう孕むこともなかろう気楽かな猫らも私も忽ち草も
6
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都詩
新聞の歌壇を切り抜き束ね置き我の帰りを待ちくるる父
18
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恣翁
籬垣に 白々と咲く茶の花の向かふの空に 昼の月浮く
23
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みなま
柔らかく奥深くまで入る陽になくしたはずのピン留め光る
14
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舞
競馬なるゲートの開く音に似る地下鉄のドア出で来る背広
7
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只野ハル
軽やかにか細き腕がハンドルを切りて操る大型トラック
10
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たんぽぽすずめ。
沈黙に話さなきゃって緊張をしてればずっと恋してるかも
15
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浅草大将
妻とひて喘ぎさまよふ小牡鹿に水のめぐみのなど癒しなる
13
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リンダ
長月を終えてむかえた神無月わたしの神はどこをさまよう
9
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みなま
ドナドナの子牛の目をした子を叱りハンドル握る月曜の朝
14
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