吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
夢士
後継ぎの途絶えし畑の柿の実や冬日に照りて一人落ちゆく
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萱斎院
ゆふばえにもみぢの色ぞまさりける はかなき夢にむすぼほる露
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石川順一
クロアゲハナガサキアゲハと言う名前モンキアゲハと誤解して居た
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灰色猫
浅瀬にて白き翼を繕いて巣立ちの時の風を待ってる
19
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灰色猫
振り返るこの足跡は誰だろうわたしはわたしを歩めなかった
20
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灰色猫
この胸にふれるあなたの手のひらで抉ってほしい傷跡がある
19
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灰色猫
幾度も未来が僕らを呼んだって聞こえないほど恋をしていた
17
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角谷守
落ちぶれた哲学気取る奴共は大人の失う心を守り
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角谷守
額縁の立派さだけは目に残り 在りし日の友ゆきてかえらぬ
9
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角谷守
照明をイルミネーションと訳すならこの哀しみに訳語が欲しい
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角谷守
ラジオから深夜零時の時報鳴り「けふけふ」咳だけ喜んでいる
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詠み人知らず
偽るも其が最善の採る道か己心の宙に問ひ直したり
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詠み人知らず
辛辣な言葉のナイフをさりげなく吾の胸に刺し去りゆく善人
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詠み人知らず
森の中 羽を休める洞さがす やまない雨が心に降れば
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詠み人知らず
こんな夜独りでいたくありません あなたの隣あいていますか
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詠み人知らず
今は何も考えたくない ただ君の腕に抱かれて眠りにつきたい
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舞
青雲を抱きて出でしふるさとを懐かしむともはや異邦人
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舞
輪廻する花にはあらぬひとの身の咲くこともなく冬に老いゆく
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舞
あい別れいつしか経りしゆく刻に洗われ残る惚れた記憶は
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和竹
ジャノヒゲの青い眼の実の潜む道かかりし遮光の在処を照らせば
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