KENのお気に入りの歌一覧
ななかまど
涼風が朴の若葉をくすぐれば淡く濃くなる母の焼き味噌
12
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里香
言の葉を 選べど磨けど 一輪の 花の命に つゆおよばじな
7
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横井 信
心地よい風に吹かれて梅雨前の晴れ間におもう夏のこれから
12
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舞
灰色のアスファルト割り小さ花ここで生きると黄のいさぎよく
9
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名鈴
片喰は 絶えぬ根を持ち 種飛ばし 家の紋にも 成り上がりたる
6
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灰色猫
麦香るバーボン片手に大人へと変わりゆくのが待ち遠しくて
12
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滝川昌之
校庭の外水道を手に溜めてかけ合う友に消えぬ陽炎
13
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ななかまど
威を張りてわれに押しよす山並みもレンズ通れば行儀の良さよ
7
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クロネコ
うつりける 紫陽花の花に見惚れては欲した青さの 後悔にふけこむ
7
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舞
若鮎の季節の風の薫るころ梅雨なき街の日高見の空
6
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名鈴
恋知らぬ かたき乙女か 折らせじと 棘を構ふる 白き野茨
15
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萱斎院
五月雨にまよふ蛍火おもひつつ さむる夢だにとどめてしかな
11
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名鈴
長く鳴く 小夜啼鳥と 聞き比べ 大和歌うたふ 鶯いかに
9
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ななかまど
丹念に手を洗うこと厭わない桜井翔の違う顔見て
6
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滝川昌之
モロッコの古いキネマを名に纏い夜の大人を魅了するユリ
11
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横井 信
蒸し暑き夏ははじまり再開をよろこび開く図書館の本
13
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横井 信
六月の稲田をそっと風は行く いのち育みつながる水路
4
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ryotak
セシウムをシアン鉄錯もてからめ 今も処理する福島の水
6
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吉野 鮎
未だきみ戀の成就はおぼつかな午啼くうぐゐす幼き囀り
8
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名鈴
蛇の目は 夜に光りて 螢かと 見紛ふらむと 子威しけりな
9
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