半格斎のお気に入りの歌一覧
澤木淳枝
女郎花 美しかるが 女とぞ 誰が名付けたか 女郎の花
13
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芳立
あめつちをあばれ鼓とふりたたく雨風やめばこほろぎの鳴く
13
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恋花
つぶつぶと降らる夏夜の月しづく冬は待たねど秋のこひしき
7
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聴雨
森かげに折々見ゆる眉月のいろやはらかく潤む秋の夜
18
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浅草大将
我もまた心病みせば聞きうるや妻が知るてふ雲うごく音
36
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透
行くあてのなきがごとくに思ふらむ吾恋ゆる指みつからぬとき
6
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トーヤ
北からの涼しい風がつれてくる確かな秋を雲と一緒に
11
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まるたまる
ゆっくりと秋に向って行くように昨日より今日深まる想い
23
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芳立
あつき夜に露をねがへばいはばしる滝の雨ふりめぐる稲妻
10
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浅草大将
近づける音さへ恋ほし久かたの雨待つ宵の遠きいかづち
19
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椿桂
來宮の 大楠やどりて 鳴く蝉の 涼風吹けば あはれとぞ思ふ
15
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光源氏
吹きしをる四方の末葉の露見えて秋風さむき折りの白菊
17
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ふきのとう
紅白のかれんな花つけ萩に黄色のちょうちょ舞いおり遊ぶ
13
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詠み人知らず
久方のあめに弓張る月の虹立ちそふこころのかなしかりける
10
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加祢
おほやかに弦の調へを放ち聞く車の中もライブ小屋のやう
13
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加祢
あかあかし囃子に合はせておどりやんせとにもかくにも理屈言はんと
21
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光源氏
面影をながむ憂き世の夜半の月今日の別れに流す言の葉
12
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光源氏
玉ゆらの夜露をかこつ藤衣 亡き人戀ふる秋のかたみに
11
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浅草大将
曼珠沙華夕陽にゆれて廃線の果てよりひびく工場の号笛
26
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佐々一竹
除虫菊焚きたる煙ただよいて上がり框に注す西陽かな
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