半格斎のお気に入りの歌一覧
たんぽぽすずめ。
明かり無く煙草寄せれば蒼き恋燈して揺らる江戸切り子かな
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浅草大将
ひとときの雨に遅れてしのび来る窓に音なき夜半の秋風
15
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浅草大将
降りそめし雨に思へり古しへの人聞きしてふ星の調べを
17
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薫智
降る雨が夏の終わりを告げている惜別の時そぼふる涙
11
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わらこ
あの夏も驕りの若者ありてけりこの夏の吾を省みるなり
4
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たんぽぽすずめ。
ほの暗き駐車場すら夕立と西陽で君のルージュとなれり
14
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佐々一竹
路地裏を神輿が通るおさなき日に追いかけたのと同じ神輿が
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三沢左右
暑き日の汗ひと玉をあかあかと血潮の色に染むる夕暮れ
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水島寒月
杉の葉は朝日の秋に照り映えてすずめの來ればわづかに搖るる
4
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ふきのとう
ごくごくと乳飲む吾子を胸に抱き見守る母はマリアのごとき
11
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ふきのとう
久方に君の名ありて歌読めば四国の旅路我も行きたや
11
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椿桂
花椿 月光浴びて 露光る 地に堕ちてなほ 咲き誇らんと
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舞
棒がけに汗を拭きつつ見上げれば秋空高く飛行機の行く
3
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杏子
雨風に打たれし稲は疲れ果て色づく穂先 泥土に項垂る
9
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雪割草
美しき瀧水織りなす白布が岩に刻むる悠久の痕
11
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芳立
うつろひのすがたにむすび雲居なすこころはいまぞ空かけりゆく
15
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沙羅
消えていく恋のかけらに背伸びして両手を振った。夏が終わる
18
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沙羅
ゆらゆらとこころは揺れてまぶたには消えない昨日閉じたら涙
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詠み人知らず
ごみだしに歩く道にも秋がきてすずしい風ふきリコリスがさく
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ケンイチ
ふるさとを愛する人よ 長き夜に闇尽きるまで星月を抱く
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