柊+のお気に入りの歌一覧
へし切
然らぬだにひとり待つ身は哀しきに逢ふもかなわぬこの世を果敢なみ
18
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へし切
策は尽き 民をみはなしご乱心 もはや戦時の悪夢を見るか
15
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横井 信
降り出した雨に濡れてく夏草にそっと生まれた風のやさしさ
11
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御宿川蝉
眼に浮かぶ 久しく遠のき故郷の 夏の淺間の峰の白雲
9
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ななかまど
朝陽うけ己がねじれをほぐしつつあさがお一花あお解き放つ
20
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艸介
遠き日の童のやふにかへりたし 想ひ馳せども 想ひ馳せども
10
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艸介
夏影や 木立にしばし佇みて 眺む峰にも雲の濃き影
13
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横井 信
草むらに打ち捨てられた自転車のじっと見上げる夏色の空
14
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ななかまど
午睡後に連れ戻される現世の疫病の数字天井ありや
9
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KEN
夏日星 しばし伴せよ 暁に 細く尖れる 月昇るまで
16
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滝川昌之
クマゼミに合わせてシャアシャア水を撒くスプリンクラーが描く小さき虹
11
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葛城
八月の物みな燃ゆる風なき日百日紅の淡き花色
17
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横井 信
八月の稲穂は揺れるさざなみの風にはじまる棚田の実り
12
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KEN
雷の 遠音を殘す 草の間に まだき蟲鳴く 月の小夜かも
13
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へし切
始まれば手のひら返しの五輪かなこれや公共放送ならむ
12
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ななかまど
亡き母の残せし詠の見え消しに母とわれとのちいさな時間
8
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望月薫
指先に震える玉は散り菊の鼓動伝える線香花火
11
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舞
夏休み子供ら居ない校庭にブッポウソウ鳴くふるさとの昼
7
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横井 信
蝉しぐれ暑いさ中に雨雲のそっと近づく夏の夕立
11
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Proverbe
いとほしや 術無き者の お題目 人窮すれば なりふり構はず
9
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