弥栄成就のお気に入りの歌一覧
樟明子
抱き寄せてにおいかがれてキスされて生まれた時から人間だから
3
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夜老猫
雨の日の うたた寝 微睡み 君の声・・・ ふと目覚めても君はいない
4
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横井 信
伝えたい声にならない蝉時雨我が道を行く夏の残響
15
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滝川昌之
一等星ばかりか天(そら)は微細なる僕らのような星もちりばめ
14
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灰色猫
糞がつくほどにまじめに生きてやる笑われたって笑い返すな
8
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灰色猫
凶作の年に生まれて死んでゆく命のように蝉時雨は降る
12
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灰色猫
真夜中の鏡に映るおぼろげな自分の影を手招いてはだめ
6
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名鈴
夕立の 雲と競ひて 急げども 追ふ雨に負け 君濡れ鼠
12
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舞
子どもらは雨にも元気じゃれあって傘から声す花咲くように
5
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横井 信
朝の陽を背中に浴びるホームでは着けてられない汗かきマスク
8
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ななかまど
淡く濃く雨に咲きたり額の花時のながれに沿いて老いゆく
15
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滝川昌之
サタデーと土用の違いを同僚のジョントラボルタに鰻屋で説く
13
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只野ハル
首筋を冷やすタオルがすぐ乾く猛暑日に漕ぐペダルただ漕ぐ
5
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只野ハル
異世界に繋がるような廃線のトンネル跡を通り抜けても
11
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灰色猫
翼など生えてないけどこつこつと夢に向かって滑走中さ
12
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灰色猫
しゅわしゅわをぐびぐびしながらぷにぷにをもみもみしてるごろごろなあさ
16
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名鈴
打ち揃ひ 土用の丑の日 鰻飯 湿る暑さも つい忘れらる
11
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舞
紫陽花の色あらためて颯爽と梅雨無き街の七月の雨
8
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KEN
よちよちと 道路の片隅 愛が行く 鴨の母子が 庇ひ庇はれ
11
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あかつき
如月に祖母が逝くのを見届けて前より遥か遠いふるさと
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