ななかまどのお気に入りの歌一覧
夢花火
竜胆の 女子の様に 寄り添いて いつしか愛に 変わる歳になり
2
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トウジさん
思い出と味のしみこむラーメン屋一枚板の変わらぬ卓子
4
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滝川昌之
プロポーズ「月が綺麗」と云っただけ通じる二人は満ち足りていた
22
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痴光山
往き違ふ乙女の微笑み初夏を和ぐ 手に持つスマホの彼は知らずも
2
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うすべに
里山のこみちの暗さ 茂る葉のざわめきに聞く夏の足音
10
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さいおん
夕之雖在 未明寸 西天 人乎不待尓 月舟之逝
10
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横井 信
カエル鳴く駅に降り立ちほっとする風の冷たい残業の夜
12
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兎桃
炊事場の東窓より陽の射して野菜植えむと妻はしゃぎおり
3
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茂作
うすくこく光りこぼれる青もみぢ 空を水面と仰ぎ見るなり
13
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舞
咲く色は知らぬつぼみの紫陽花の葉陰に仄か初恋の夢
10
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音蔵 雅秀
如何な身に生まれ出ずとも 人はみな 何か取り柄を有しおらぬや
2
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夢花火
残された 心に鍵を 閉めた人 明けに来る日を 待てど暮らして
4
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へし切
「ただいま」と言えば「おかえり」返りくる 絶えて久しい言葉が恋しい
14
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KEN
縺れたる君への言葉繕ひし 葉ずれ懐かし若葉の頃は
12
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トウジさん
黒眼母らしいもの探してやケージの仔犬およぐ焦点
3
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恵雪
公園の芝すれすれに乙鳥 雨の匂ひを孕む風切り
7
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滝川昌之
聡明な女性は奇麗だけどでもちょっとおバカは凄く可愛い
14
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兎桃
去年よりも結果少なし庭の梅青実拾いて梅酒にぞせむ
6
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うすべに
透きとおる緑のゼリーの風に揺れ 実をふくらますだいこんの花
5
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横井 信
水張り田に映る青空きらめいて五月の風は少し涼しい
7
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