本能寺のお気に入りの歌一覧
夢士
もの作り王国の血や流れ出づパソコンにつぎ白物家電
16
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守乃みさと.
スプライト開ければスノーボーダーが現れのどを跳ねて駆けゆく
13
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詠み人知らず
胸つまる 想い言葉に 換えれども 止まぬ気持ちの 会えぬ土曜日
6
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たけくらべ
梅ヶ枝に凶の御籤を結びつつ悔いなき明日を生きんとぞ思ふ
11
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リクシアナ
思い出を風に任せるシャボン玉じきに弾ける夢の七色
22
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ゆりこ
こわばった顔が並んだ壇上に母への思い満面の笑み
15
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Chico
冴ゆる夜 眼爛々潜む猫 時を撓めて瞬発を狩る
18
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千映
いつになる君と静かな喫茶店珈琲飲むのも願望の域
12
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ミミンガ
驚いた どっちに回すと聞いてきた 捻る水道 知らない息子
15
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ながさき
眼に沁みる 空の青さは 果てしなく 輝く日射し 勢いを増す
28
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恣翁
牡蠣食へば 金払ふなり 後輩が 「贔屓の店」と馳走になりつ
18
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林林
恵方巻 一口食べて少年は「おいしいね」と紙に大きく
16
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雪柊
夜更け過ぎ鬼のお面を抱えつつ眠る吾が子の髪を撫でやる
25
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へし切
名のみにも春の陽気にさそはれて散髪すれば襟足寒し
35
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たけくらべ
節分に午前様なる吾めがけ妻豆まくは鬼より怖し
15
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たけくらべ
業界に踊らされてる僕達は恵方巻食み義理チョコを待つ
9
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ゆりこ
ひとしずく月欠けるたび疼く身を白く抱きしめ指濡らす窓
21
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野々花
豆まきのおこぼれを食む鳩達がポッポポッポと賑やかな朝
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詠み人知らず
たまたまの神戸そごうの地下二階 余裕隠さぬ 人らの微笑
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秋日好
ゆるゆると鋏を進め剪定す枯れ紫陽花の散歩道にて
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