御崎 耕のお気に入りの歌一覧
向日葵
産まぬ人あるいは産めぬ人として位置付けられて過ごす公園
27
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紫苑
李白にも薔薇の詩ありとひとのいふ月月粉のまろきももいろ
9
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悠々
死を見つめ生を見つめて其の先に在るものを見よ明らかに観よ
15
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杏子
照れるけど 孫がゐたつて 良いぢやない50でビアス 耳に幸あれ
8
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田中ましろ
幸せはひょんなところに隠れてる たとえば語尾につけられたばか
12
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螢子
西洋の音符に慣れし我の目に琴の譜異国の文字と映れり
11
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庭鳥
晴れ渡る瑠璃の夜空に残る雲薄くたなびき見送る今日を
14
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藍鼠
ではいつかきみの記憶の片隅のどこかの街角とかで逢おうよ
7
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粕春大君
枕べに落つる雫の音せるはかけひの水ぞ風にとくらむ
12
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光源氏
ひとつだにきはめしものはあらねども絶え絶えかかる謌を寄せたし
13
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光源氏
あめつちは真白き色にうつりゆきこの世のほかの明るさとなる
25
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紫苑
冬闇に素足晒せばしんしんと鎖骨の窪み浸しゆく蒼
16
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悠々
お月さんさぞや寒かろ冷たかろおれも独り寝、こっちこないか
18
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詩月恵
見上げればいつでも空があることを梅の冬芽に教えられている
11
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粕春大君
陽炎を半身に沐みし白銀の有明の月は朝霧に消ゆ
18
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羽
戦わぬ属性なのだと言い聞かせ虚心をたもつ真夜中もある
28
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シュンイチ
死んでいく意味も知らずに生きていく意味がぼくらにわかるわけない
22
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悠々
寒風に両手ひろげて立ち向かう裸木よ今宵は汝と呑もう
16
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悠々
四つ足のかなしさゆえにもの言わずさよなら告げず「ロク」旅立ちぬ
16
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紫苑
夕映えは辞世にも似て薄墨のきはに茜のいのちを燃やす
18
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