青き銀椀のお気に入りの歌一覧
灰色猫
爽やかな消臭剤から悲しげな壊れる森の香りがします
10
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名鈴
指すの神子 我が本性を 当てつるが 頑なれば 老女変はらじ
11
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舞
突然に夜半に鳴きだす蝉いち羽俺とおんなじ夢を見たのか
11
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KEN
草の陰 鬼燈ひとつ ふふみけり 雨を愁ひて 人急ぐ道
11
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横井 信
あいまいな隙間はすっと広がってまたげなくなる深い暗闇
14
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うすべに
虹を待つ おきつねさまの夕立に 東の空を見つめてた夏
10
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弥栄成就
人をば変えんと欲さば変わらずも己が変われば人は変われり
22
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滝川昌之
梅雨晴れ間一気に乾くアスファルト明けは近しと陽炎のたつ
18
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ななかまど
立錐の余地もなく人ふくらむを蔦は待ちおり球児とともに
11
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普徳亭大崇
苔むした 墓石に降りし 五月雨は 天が手向ける 閼伽水と見ゆ
10
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横井 信
昨晩の雨の名残りの水滴をひとつすくって待つ夏休み
15
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灰色猫
梅雨明けか明けぬか分らぬ太陽に喜ぶように鳴く蝉の声
15
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ななかまど
片屋根を埋めて空へ咲きのぼる龍のようなり凌霄花
12
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滝川昌之
嫁に夫 子に父の座を与えられ 感謝しつつも手を焼く日常
20
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うすべに
ごぶさたの友だちみたい 雨やんで 薄紙透かす上弦の月
8
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名鈴
降る雨の いとど増さりて 荒らなる 屋を毀つもや 幾夜も怯ゆ
13
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KEN
人に似る 花をたづさへ 觀世音 雨に戲れ 知と痴を濡らす
9
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舞
朽たれゆく花に宿りて虫ひとり幾夜伽して朝別れる
10
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ななかまど
アマビエにここぞとばかりすがりつく巣篭もりを断ち薫風を着る
9
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恣翁
合羽すら浸みぬる鬼雨に 意を決し 敗走したり 兵士のごとく
13
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