愚と楽のお気に入りの歌一覧
美津村
ただひとつ階下の和室この部屋は病む日のために叔母はつくりし
12
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さえね
梅肉の色こそあはれ 夏の夜の鱧を食みつつ飲む麦酒かも
7
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たけくらべ
吹きすさぶ野分の夜の独り寝に愛しき人の夢を見しかも
20
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灰色猫
東北の歌友安否気にしつつ台風情報耳そばだてる
18
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灰色猫
雨音に覆われながら夜の底ひとりざわめくわたしはめだか
18
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浅草大将
丸き身は戦ふこともあるまじろはじく弾もて仇をうちつつ
9
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灰色猫
ラムネ色花瓶を抱いて待ってますあの夏恋した向日葵畑で
18
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ながさき
辛くとも 嘆くな友よ 明日の日に 広宣流布の 楽土をぞ見ん
20
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灰色猫
「どんぐりのもり」と書かれし石柱を幼子ひとり音読しおり
29
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月虹
言い訳をひとつ残して夏はゆく海鳥たちを遠く見つめて
282
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沙久
花火師の本気が空を駆け上がる 咲くは艶やか 散るは潔し
16
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千映
母の鬱ようやく抜けた長かった懐メロテレビ声出し歌う
14
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へし切
気まぐれな野分に惑ひ明け暮れてあきらめ顔に眺む秋空
24
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林林
「冷めぬうち食えよ」と兄は妹に湯気ほわほわの蒸しパン分ける
24
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さえね
ねこにはねこのかなしみがある 今日ぼくは刑場へ行く ねこにさよなら
13
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美津村
森の木々照らして月の上りゆき夜更けて峡の遠き水音
10
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コーヤ
癒された甘い香だけでも風に乗せあなたに送るジャスミン畑
19
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絮谷新
秋の陽は石膏頭像翳らせて窓の向ふの光る透明
22
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もり
ただ海をふたり眺めていたことにさよならします結婚します
11
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舞
寝る妻の背をふと摩り摩りつつ思わず出でる感謝ひと言
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