KENのお気に入りの歌一覧
ななかまど
この姿われかも知れず屑米を食い損ねてる一羽の雀
14
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滝川昌之
儚きは薄日が落とす蝶の影 羽化も乾かぬ舞いの危うげ
19
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青き銀椀
さぞ丸き月か寝ぐらで目をつむり深く息する二ホンオオカミ
9
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青き銀椀
望月は真夏の夜半に光して吾三分の魂吠ゆるも
11
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恣翁
打ち水の干さぬ小庭の葭簀越し 三味の爪弾き 梅雨明けにけり
17
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ななかまど
梅雨はらう清風田の面を吹きたれば緑ざわめき出穂つげる
11
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滝川昌之
高気圧 重量挙げをするように ヒョイと前線上げて梅雨明け
23
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青き銀椀
一日を丸き箱へと収め得る願ひ毎日とんとん行かむ
6
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弥栄成就
蝉の声 天に届きて 梅雨開ける 夏空に響け 歓喜の歌よ
18
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灰色猫
誉なるものも知らずに生まれ来て悼む焔に礎を知る
12
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横井 信
のんびりと画面を見てる梅雨明けの暑さに溶ける僕の輪郭
13
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名鈴
蹲に 水浴び遊ぶ 若雀 荒梅雨耐へて 辛く生くかな
14
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灰色猫
母を呼び死にゆく兵士の声を聞けナイチンゲールはその手に宿る
16
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弥栄成就
もう待てぬ 夏を催促 蝉時雨 悲鳴の叫び 我も一緒に
16
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横井 信
昨晩の雨の名残りの水滴をひとつすくって待つ夏休み
15
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横井 信
あいまいな隙間はすっと広がってまたげなくなる深い暗闇
14
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滝川昌之
梅雨晴れ間一気に乾くアスファルト明けは近しと陽炎のたつ
18
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名鈴
指すの神子 我が本性を 当てつるが 頑なれば 老女変はらじ
11
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艸介
梅雨止み なお蟠る灰の空 誰も彼もが夏を夢見る
4
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ななかまど
片屋根を埋めて空へ咲きのぼる龍のようなり凌霄花
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