横井 信のお気に入りの歌一覧
音蔵 雅秀
降りつづく小雨にけむる道筋に 爽やかな青あじさいの花
5
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舞
湯上がりに母付けくれし天花粉雲に包まる天使の気分
8
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KEN
目に追へぬ 瑠璃の夢はも 翡翠の 水面掠めし たまゆらの影
12
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び わ
久しぶり雨のお蔭で猛暑止み家内と二人買い物デート
5
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茂作
夏盛る天に祈りは屆きけり 人も草木も雨をよろこぶ
11
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ななかまど
夏くれば苦きゴーヤを菜にして泡で流せば猛暑もでんと
10
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うすべに
風もやむたかまとやまののよこぐもに 秋をさそうか夏の十五夜
8
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滝川昌之
剣道の踏み込む足が床を打つここぞと決めた一本を打つ
15
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睡密堂
青でなく緑で塗った画用紙の空は小さな革命である
8
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へし切
約束の蛍になって来たと言ふ 眠れぬ夜のあさきゆめみし
11
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小林道憲
今日も日がな 施設に友と語り合い 西茜見て帰る幸せ
4
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恣翁
見上ぐれば 眩しきまでに月近く 砂粒だにも見分けらるらし
14
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舞
海原の果てに浮かんだ雲にまで泳いでゆけた遠い夏の日
15
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び わ
朝の五時歌友短歌贈り終えカーテン揺らす風に吾が身を
5
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茂作
茄子汁味の薄さを懷かしみ 妻に語るや母のふるさと
14
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うすべに
ゆうぐれに紅を濃くするさるすべり 暑さににじむ夜思わせて
9
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滝川昌之
スーパーの鮮魚売り場で食材を選らずに歩き求める冷気
12
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ななかまど
太陽に憧れたのか顔を陽の色にした向日葵の祖よ
10
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水色一揆
御岳の八丁ダルミを上りゆく登山者の列 数珠玉の如し
4
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卓
送らぬと 窓を見ながら 言う君は 赤い目をして 弁当渡す
5
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