柊+のお気に入りの歌一覧
ななかまど
ちろちろと迎え火焚けば父母の胸の深くにささやくを聞く
12
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御宿川蝉
盆入りの 迎へ火をたく 雨の宵 踊りの太鼓の聞こえても來ず
12
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灰色猫
夏雨に迷わぬようにひっそりと玄関前に灯す迎え火
15
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滝川昌之
愛犬も盆には帰る犬小屋のあった辺りで鳴く秋の虫
19
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名鈴
病得て 胸は塞がり うたを詠む 思ひ萎るる 淋しき夕べ
26
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横井 信
天覆う雲の向こうの流星に思いを馳せる夏の夕暮れ
19
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横井 信
流れゆく電車の窓の青空をゆっくり見てるひと駅の旅
13
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横井 信
台風の風はおさまり夕焼けにやさしく染まる街並みの空
13
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へし切
核のない国をめざすも覚悟なく言葉ばかりの夢のまた夢
18
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恣翁
ポケットの 二つの賽を 右指に絶えず弄くる ぢいさんの癖
10
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ななかまど
曲がりたる胡瓜をかごに畑の朝仕舞いを付ける妻を思えり
12
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滝川昌之
トリアージ始まっているその命 「自宅療養」と呼ばれる放置
13
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ななかまど
聖火去り盛夏の夏も過ぎんとす五輪にひかるアスリート魂
9
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へし切
始まりは届かぬ思ひの虚しさに祭りのあとはひと夏の夢
14
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横井 信
ゆっくりと坂を登って流れ出す汗に感じる夏の生き様
9
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御宿川蝉
半世紀も 前に別れし 人のあり 生命ありせば 逢ふこともあれ
11
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滝川昌之
逆上がり初めて出来て見た景色つぶした肉刺は手の金メダル
18
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ななかまど
はるばると印度洋を渡りきて終の住処となる御影石
17
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ななかまど
社寺林のなかに華やぐ花手水コロナ時代の慣いとならん
14
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滝川昌之
歓声の無きプールへと舞い降りて蜻蛉が招く早や秋の風
14
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