さいおんのお気に入りの歌一覧
茂作
とも皆にやまひ無きこと喜べり 若きむかしの影は無けれど
12
もっと見る
卓
山人の 宴の席の 回し酒 歌は尽きぬも 空は三日月
5
もっと見る
美生子
廃屋の生家に母が好みたる冬蒲公英は今や咲くらむ
8
もっと見る
滝川昌之
初鳴きは早いでしょうか春鳥の寒がゆるめば気が急きもする
16
もっと見る
茂作
落ちる葉をかくとも盡きぬ僧の背に 次ぎの落ち葉はとどまりもせず
13
もっと見る
横井 信
冬の朝 街にそびえる煙突の湯気はゆっくり空へと昇る
9
もっと見る
狂い咲き
地獄釜 煮込まれていた この我を引きずりあげた 喧嘩中の姉
4
もっと見る
茂作
山茶花の花の物いふ心地して 別れし女の聲ぞ戀しき
16
もっと見る
継海
雲低し紅く咲きたる山茶花の花に留まる形ある雨
4
もっと見る
朝野沙耶
うつせみの世に現など無きものと夢知りたれば寝る夜侘しき
29
もっと見る
朝野沙耶
不揃いの林檎を口に運ぶとき平和の種が大地に落ちる
11
もっと見る
なりあきら
北風が 吹けばさすがに 寒けれど 日射し眩しき うららかな朝
6
もっと見る
シダ
オリオンと吾との間いづれにも属さぬ夜間飛行の燈
5
もっと見る
横井 信
里山にぽつりと冬の雨の降りはらりと落ちる最後のひと葉
14
もっと見る
舞
冬の街さざめき笑う少女らは花一房の雪に咲く色
9
もっと見る
横井 信
やわらかな雨に打たれてまだ寒い冬の大地に残す足あと
14
もっと見る
へし切
笑い声 笑顔のなかの ひと時をしまし味わう この心地好さ
11
もっと見る
舞
息白く消えゆく先の三日月に添いて美し宵の明星
11
もっと見る
横井 信
川の音のしぶきに混じり水仙の香りただよう冬の堤防
12
もっと見る
西手心黒
狼の吠えたる喉は枯れたとて車中でブルース細く歌わん
5
もっと見る
[1]
<<
19
|
20
|
21
|
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
|
29
>>
[155]