朝野沙耶のお気に入りの歌一覧
西手心黒
「鬼は外」追儺のあとの利益かな 豆腐を口に地酒ふくめば
8
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横井 信
花を待つ駅のホームに立春の朝の列車のライトが見える
14
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美生子
雨粒は川の流れに飮み込まれあをく渦卷く海原となる
9
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滝川昌之
見つめても何も返してくれないが温みだけじゃないストーブの灯は
17
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あんこちゃん
目の前に 光が宿る 行き先に 迷ふことなく行けるのは、だあれ
4
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樹
君手折る 花に優しき微笑みを 思いのたけを 知る由もなく
4
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茂作
蝋梅は和菓子のごとく花咲けり 老いの怨みを清くあらしむ
13
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舞
果てのない旅歩み生く俳人の残す一句の道は遥かに
11
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なりあきら
まだ暗き 物音もない 冬の朝 梅の香りが 微かに香る
5
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兎桃
畠の麦畝よりこぼれ伸びたるを抜いてはみれど愛しくもある
4
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音蔵 雅秀
様々な道を選びて人は生く わが子は歩む 一筋の道
4
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ながさき
冬晴れ哉 青菜に鹽の 永田町 假面はがれた 我利我利、亡者
8
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へし切
年ごとに凋みかれゆく恋ゆへに酸いも甘いも嚙み分けて生く
18
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平瀬たかのり
具志堅のパンチ一撃日曜日宿題もせず僕は少年
4
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睡密堂
春立ちぬ多分毎年同じこと言っているけど今日は立春
8
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茂作
家々に儺やらう聲の聞こえ來て 何處に鬼は住まひを移す
15
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横井 信
待ちわびた蕾もゆるむ立春の朝陽を浴びる畑の蜜柑
12
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へし切
春立つは空にかも似る雲もなく思ひことごと新たなるかな
14
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灰色猫
曇りなく拭いたグラスに牛乳を静かに注ぐ春の始まり
12
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横井 信
乗るはずの電車はすでに駅を出て地面を濡らす柔らかな雨
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