コタローのお気に入りの歌一覧
吉野 鮎
遠雷と一陣の風吹き拔ける青葉濡らせて五月雨激し
10
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吉野 鮎
唐突にきみが死をきく 滿月があまねく照らす甍の連なり
11
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吉野 鮎
たまさかの汝が訪ひの青風に 包まる身はほどかれゆきぬ
13
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名鈴
理は あなたこなたで 異なりて その所柄に 我が身を合はす
12
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名鈴
我が心 我にも見えじ 心根は 移る色にて 推し量らるや
9
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名鈴
岨上の 世を離れたる 庵こそ 隠士の心に 敵ふものなれ
11
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名鈴
両の目の 色の異なる 白き猫 湖の何処に 泳ぎ隠るや
13
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名鈴
亡き絵師と ともに遊戯して 作りたる 書の数数に 若き日を偲ぶ
11
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滝川昌之
不安だと受話器に細る義母の声 感謝告げても肩はさすれず
17
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吉野 鮎
憶良詠ふ可笑しみやがて哀しみに 幾とせの世もひとは愛しも
14
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吉野 鮎
いつぱいをぱれつとに溶く空の色 青・蒼・水の何れにも似ぬ
9
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夕夏
たいさくはかちくがしゅたいえきびょうのしこうていしでかんりょうしてる
4
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名鈴
椀の中 海土風の 春出会ふ 目にも旨しき 若竹煮かな
12
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名鈴
ありし事も あらざりし事も 書く日記 人に読ませむ とにはあらねど
9
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舞
買い出しに父は子を抱き母はカゴマスクに負けぬ笑みは洩れつつ
10
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舞
顔を想うも苦し名こそ秘すこの身うつつに消えぬこの間は
7
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舞
秘す名をば言の葉に呼ぶ夜衣を解き交わすひと 夢と知りせば
11
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び わ
ゆらりゆら洗濯物が風に揺れのどかな春の陽気ではある
10
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び わ
幸せは知恵の行き着くさきにありとどまるはなく行きつ戻りつ
6
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び わ
じゃりじゃりと家内の床屋縁側でいい男ぶり鏡に写し
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