紫草のお気に入りの歌一覧
恣翁
飛ぶ雲の慌ただしきに 一陣の風狂ほしく落ち葉を巻けり
18
もっと見る
舞
空高き北の大地の羊蹄の美し神の白き頂
10
もっと見る
可不可
立ち漕いで登り切ったら 胸いっぱい吸ひ込みたい 青すぎる空
8
もっと見る
横井 信
柔らかな雨は大地を湿らせて秋の刈田に揺れるひこばえ
15
もっと見る
ひげじぃ
ささくれを逆に抜くごと生きたりき 気づくが遅き自らを責む
11
もっと見る
滝川昌之
向寒を嘆き高啼く鳥を避け家路を辿る靴音速く
16
もっと見る
夢士
降り際にひと席戻りありがとう声掛けもらふ若月の宵
10
もっと見る
横井 信
病院の検査が終わり温かなカレーうどんに浮かべるチーズ
11
もっと見る
舞
吹く雪の顔てに痛く真白なるマイナス十度札幌の街
9
もっと見る
露草
屈託なく「会いたかった」と青年の告ぐる若さに胸を打たれり
13
もっと見る
アスリート
午前五時早起き鳥が闇で啼く 駆け抜けて行く若い足音
8
もっと見る
inosann
親からの自立めざして別居させし息子の日常つぶさに知らず
16
もっと見る
へし切
着飾ればおとなの形になれるともあらまほしきは大人のこころ
20
もっと見る
芳立
面かげはさやかにおぼゆ色よりも風に聞きつつ梅ふふむころ
9
もっと見る
横井 信
祝日のゆっくり昇る太陽にひかる枯野を静かに進む
16
もっと見る
つちだゆういち
生娘に愛を乞われも固辞するは熟さぬ果実食さぬために
10
もっと見る
灰色猫
えべっさん餅を求める手のひらがこっちこっちと福を授かる
21
もっと見る
只野ハル
研ぎ汁を溜めたバケツに初氷背中丸める寒の朝風
11
もっと見る
もぢずり
ランダムに過去の寫眞を見せくるるデスクトップに笑ひて泣きて
5
もっと見る
詠み人知らず
冬枯れの佗しき庭にふとよぎるこの家の主の夏の日のこと
18
もっと見る
[1]
<<
19
|
20
|
21
|
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
|
29
>>
[846]