ぜんまい時計のお気に入りの歌一覧
へし切
国葬は故人を神に祀り上げ 保守の権現のカルトにやあらむ
7
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恣翁
見つめ合ふ二人の間の沈黙や 経つ時だにも凝結すらむ
12
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ななかまど
翅と翅こすりあわせて一夏の惜別の唄ツクツクボウシ
10
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滝川昌之
秋空よ輪を描く鳶を吸い上げてどこまで高くなる青天井
9
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うすべに
あらし呼ぶ北へ流れる黒い雲 セコイア並木にからまつ思う
5
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舞
うなだれて 朽ちゆくままの 向日葵の 我にも似たる 細きその背な
8
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茂作
物理學地球の囘轉學ぶ時 月滿ち缺けの哀れは失せぬ
9
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へし切
哀しいね 幼き命を置き去りに どんなに怖く ママを呼んだか
13
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うすべに
傾いた陽に急ぎ足 つまどいの一匹で鳴くつくつくほうし
8
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滝川昌之
ズリズリと滑らかでない皮を剥く刃先に受ける梨の食感
11
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うすべに
揺れてても のどかわいたら飲むのよとママは言ったけどねむいときは?
4
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舞
命なり 切り株白く 温もりの 残れる跡に 雨の滴る
6
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茂作
秋雷の音に驚き目覺めする マイナスイオン神の吐く息
9
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へし切
円安に利上げもならず 失いし この30年の進歩の無い国
6
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恣翁
充分に 胸を拡げて呼吸しつ 冷たく吹ける朝風を受け
12
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滝川昌之
切り売りの花屋の芒が夢に見る 土手の涼風 川面の名月
11
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うすべに
遠くから過去つれてくる雨音と かわりばんこに鳴く秋の虫
6
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茂作
阿修羅像 妖し眼に見詰められ 性滿つ吾は身動きも無し
8
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舞
階段に息切れること 人の名のふと出でぬ時 暮れの寂しく
6
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へし切
蝉の声 絶えて猛暑の跡もなく 夏の終わりを長雨ふるまに
6
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