恣翁のお気に入りの歌一覧
風橋 平
夜が明けるまえにみたゆめ ほんとうにみれなくなってわたし、泣いたの
5
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舞
幼くて記憶にも無き時の事老う母語る我が家の歴史
8
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緋色
「この土を被せた後は泣いていい」父の言葉が土、重くする
26
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聴雨
八重桜けさ一陣の風に舞ひ去りゆく春の涙のごとし
10
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黒兎☆
泣きなさいたくさん泣いていいんだよいっぱい泣いて歩き出そうね
2
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舞
真っ直ぐな髪かき上げる指白く朝日を受ける制服清し
8
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ほたる
菜の花の黄色が主張するものは疑うことなき明日への希望
9
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おおみはじめ
お互いに申し訳なく思いつつ男ら二人黙々歩く
5
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氷魚
いつまでも沈んでいたい水底に幼い恋の亡骸を抱き
6
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あひる
原發に追はれ人影疎らなる里にひときは白き梨花
7
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あひる
洗はれてスクリーニングを經し犬の抱かれてなお震へは止まづ
3
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あひる
二時間も眠りしなりやひび割れて波打つ道と余震に怯え
3
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詠み人知らず
散る花にいまだ心をとどむれど夏のとなりの空のまばゆさ
17
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夢想家
判決を待つかの如く病院の待合室でうなだれる午後
5
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みみ松
玉葱を飴色にすべく炒めれば邪念は消えて二の腕しまる
7
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蕗子
浸されし豆と並びて軒先の光りはためく布巾を見つむ
11
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卯月
八重咲きのその白さゆゑ花曇り空に吸はれて還りゆくかな
9
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狭霧
たたなづく井仁の棚田の水鏡うたて砕くる五月雨の朝
11
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卯月
花嵐は激しかるべし何もかも散らしてしまへまだ夜は明けぬ
8
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紫乃
言い馴れた岡山弁も都会なら「可愛いね」って言われる不思議
7
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