紫草のお気に入りの歌一覧
横井 信
マンションの角を曲がった陽だまりにひとつ開いた白い山茶花
17
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Aquarius
落ち込んだ時わざと怒ってみる生きる力が湧いてくるまで
1
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ななかまど
渋ければ渋いほど良し干し柿の甘きに思う先人の知恵
12
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舞
朝焼けのうす紅色のむら雲のかなたに白き冬の三日月
10
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朝比奈
いたずらに人を謗るは己が身を撃つにも似たり心するべき
15
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葛城
あると来てみれば何処にも見あたらず失せて寂しき冬茜かな
11
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桜田 武
夕餉時孫を肴になす会話笑みがこぼれ弾む不思議さよ
8
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可不可
久しぶり猫さん頁ひらけて ウタノワに小さな足痕
7
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ななかまど
霜月のひかり浮きいる湯の波に思い起こせり師走の雑事
10
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桃山
久々に集まりし顔のなつかしさ祖母の傘寿を祝うよき日に
11
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恣翁
カラタチの垣に掛かれる蜘蛛の網を 紅く染めたる車の尾灯
13
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へし切
吹く風はわずかに寒し小春日の 朽ち葉に埋もる冬のさくら樹
15
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ひげじぃ
やり直す気力は共になけれども同士となりき元夫婦なり
10
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恣翁
北国の短き日をし 霧包み 厨に灯り さてや点さむ
17
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滝川昌之
プルトップ開けて差し出す缶ビールまずは酔えとの友の号砲
17
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きくゑ
釜飯の器に生けた南天が師走待たずに晴れを装う
7
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みっさん
入院の夫を思ひつ嚴かに明けゆく空のドラマに見入る
8
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舞
忍び泣くおんなの声の降るような沁みいる雨の白き朝かな
8
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只野ハル
ねえ今日だけ時計ゆっくりだといいねそんなこと言ってみたい夕暮れに
5
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半格斎
ふくらかにくびれた先を持ち裂けば やがて鼻腔に芋の香ぞする
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