恣翁のお気に入りの歌一覧
紅桜
瑠璃が舞ふ咲き放題の塀の中あるぢ留守して今日も昨日も
5
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ちょうのすけ
コンビニで よく見る顔を見つけると和んでしまう 都会の孤独
2
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ちょうのすけ
つかの間の逢瀬を終えて 灰皿に残したタバコゆっくりと吸う
1
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あそびくも
五月雨の音に鼓動をあはす夜はわたしの皮膚に赤い花咲き
4
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ケンイチ
紫陽花の濡れて彩づくさみだれのやはらかき音に霞みつるかな
20
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あそびくも
手のひらの指のリズムがプロローグ寢息と交ざり夢のはじまり
8
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さる
雨粒が砂場をぬらしだれひとり遊ぶ子もなくしとしとと降る
10
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光源氏
風薫る水無月半ばの宮参り今戸の庭に光るあぢさゐ
13
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葵の助
今わたしモテ期到来!?息子達 わたしのために あらそわないで
6
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葵の助
「いっさい」と人差し指を突き出した八本の歯がこぼれる顔で
7
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紫苑
もの思ふ胸のしこりを掬ひけり泰山木はほの白き掌で
14
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環
立つ虹の流れをたどり消えてゆく淡き終りを見つめてゐたり
33
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あそびくも
ひとふたと渡る螢のせを追ふもみつめは醉ひし赤玉の君
14
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芳立
日の丸を掲ぐる人を受け容れず芯も義もなきデモ隊の行く
11
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まるたまる
ガラス越し暗闇に聴くノクターン葉を打つ雨の悩ましきかな
18
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詠み人知らず
夏つばき薄き花びら梅雨に濡れ一日の命靜かに謳ふ
16
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悠々
猫ヲ捨テ犬捨テ子捨テ妻ヲ捨テ母捨テシ我イズコヘ飛バム
13
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詠み人知らず
すれ違ふ心と心術もなく波立つ裡を悟られぬやう
7
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環
純色の構造物と水田に囲まれて雨後の富山市に立つ
4
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半格斎
朽ちてなお岸邊に泊まる木舟にもあおめる柳の風わたるなり
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