灰色猫のお気に入りの歌一覧
大上
生まれ逝く僅か百年比ぶるももう十年で忘れ去られる
6
もっと見る
inosann
「明日からまた一人ね」と母が言う吾の好物カバンに詰めつつ
25
もっと見る
大獏
おやすみは愛する人にかけることば雨ざらしのかかしに返事はない
6
もっと見る
中野美雄
おほ花火 やみにたまゆら咲きにしを 海鳴り響動む 切岸に散る
7
もっと見る
桐生賄
十日程 帰省し息子 明日戻る 今から寂し 時間よ止まれ
21
もっと見る
千映
農業県住し吾の胸痛みたる日照不足でどうなる作柄
13
もっと見る
川島さかな
挨拶もなしに突然来るなんて生意気だろう雨のくせによ
7
もっと見る
滝川昌之
飲み出しが早いと妻に責められてそれでもササッと肴が並ぶ
28
もっと見る
海原 真生
恋人と別れた君が部屋に来る 頭を撫でた 2人は淋しい
4
もっと見る
まあさ
虫捕りの 網と虫かご 携えて 翁が幼子 追いかけていく
27
もっと見る
ながさき
妙法は 師子吼の如し いかような 病ありとも 障りとならじ
24
もっと見る
ながさき
一念は 十個の想ひに 区分され 地獄の心 仏の心へ
24
もっと見る
ながさき
地球上 言語や肌色 ちがひあれ 生きとし生ける 尊き生命
22
もっと見る
詠み人知らず
花巻の田園を抜ける風に乗せ音楽家へ和の香りを贈る
7
もっと見る
詠み人知らず
すき間からのぞいて見てはどきどきと君にも短篇にも熱上げて
5
もっと見る
恣翁
風上に 渡す端から焼く干物 塩気を帯びて 世に受けにけり
18
もっと見る
秋日好
君の手の感触今日も更新し何日何年ともに生きていく
22
もっと見る
中野美雄
島の椨の 森をいゆけば 切岸に 見放くる海を 虹立ちわたる
9
もっと見る
石川順一
ゆっくりと起動され行く鰯雲南アルプスヒヤシンス畑
21
もっと見る
秋日好
骨の髄煮込んでチキン出汁に足しきみの行く道楽になるなら
15
もっと見る
[1]
<<
2222
|
2223
|
2224
|
2225
|
2226
|
2227
|
2228
|
2229
|
2230
|
2231
|
2232
>>
[4550]