KENのお気に入りの歌一覧
名鈴
嬉しびと 二層倍もの 悲しびを ともに与ふる 汝を否ぶまじ
11
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桃山
お日様の温き匂いをたっぷりと含んだタオル抱いてホッコリ
5
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橘
扉あけ鼻腔を打つ香に驚きて山盛りの柚子にニンマリ笑う
5
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横井 信
ひっそりと街を見守る自販機にそっと手をつく真冬の走者
13
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音弥
快適な椅子をもとめて左見右見畢竟贖う高反発おざぶ
8
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音弥
テレワーク欧米は皆スタンディングいざや明日から君立ち給え
6
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滝川昌之
隠れ蓑 枯れ葉色したツイードのジャケット雑木林に溶ける
14
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名鈴
幾十度 君偲びけむ 耳に声 眼に姿 今宵逢ふまで
8
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桃山
あの海の彼方からくる冬の使者迎え撃つため編み棒を駆使する
10
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灰色猫
幸せに微笑みあえる夢を見て傷つくだけのふたりだったね
16
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ななかまど
こんなはずこんなはずではなかったと仰ぐ頂き六十六歳
12
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横井 信
残業の冷えた空気に冴え渡る月のひかりはこころにしみる
12
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舞
過去の夢夢見て覚める夜半深くたゆたう魂の行くへ知らぬも
9
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滝川昌之
雨ごとに土に近づく落ち葉たち絶えた秋虫抱き込みながら
18
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横井 信
柔らかく朝陽に染まる冬の田に眠るみどりの小さな命
14
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桃山
天を割り海上に射す薄れ日の照り返し浴び開く磯菊
10
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ななかまど
シャガールの馬のごとくに宙を舞うイチョウの黄の子ともに踊らん
11
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灰色猫
コロナ禍で行列消えるラーメン屋のんびりできる空間となる
9
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橘
うたのわの歌を残らず読み終えて吾は一端の歌詠みとなるか
7
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灰色猫
対話というツールだけでは届かないその悲しみに貼りゆく切手
11
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