ひげじぃのお気に入りの歌一覧
名鈴
面影を 求むるあまり 黄昏に 君吹く笛の 空音聞きけり
21
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きくゑ
その谷に降り積もる星千年の紅葉舞う魔や時の流るる
8
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桃山
紋入りの淡い錆朱の色無地を義母より贈らる炉開きの為
8
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へし切
狐火に冬の荒れ野の枯れ尾花 吾が身は恋の炎と燃ゆる
14
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滝川昌之
電飾のサンタが昇るその部屋に靴下いくつ夢を待つやら
14
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ななかまど
みずからの思いか親の惨憺か樹下に転がる花梨の相思
9
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横井 信
珈琲の湯気でぼやける本の文字しずかにひとり真夜中の部屋
14
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茂作
寒空の赤き柿の實哀しかな 喰ふ鳥も無くひとつ殘れり
14
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舞
日溜まりのベンチに独り老い人は子ら遊ぶ声聞きつ眼を閉じ
13
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名鈴
水鳥の 番ひの鴨よ な離れそ 人たる我ぞ 嘆く隻鳧よ
20
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葛城
先細る旅路と思えどまだ道は見えつ隠れつ朧に続けり
7
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桃山
何かしら気づまりな思い抱きながら義母とお茶するデパートのカフェ
11
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橘
愛だけの繋がりでもなき面倒なシステムを隠す結婚という罠
10
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ななかまど
公園に後ろ歩きの人おりて惚けしと見るを鍛錬なりき
7
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滝川昌之
冠水の犯人と成る落ち葉たち路肩の溝にわんさかと寄り
11
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河のほとり
ぬばたまの夢覚めにける寂しさも今朝こそまされ秋のはつ風
7
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滝川昌之
船箪笥ごとく古きを手入れして鈍く光れと老いを生きたし
15
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里香
だめだから、ダメダメだから だからこそ やり直さなきゃ マイナスからでも
11
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桃山
早めだと笑われぬかと一抹の不安抱きつつツリー飾りぬ
9
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茂作
朝ぼらけ雲のはたてに鳥立ちぬ 産まれし雛は育ち混じるや
12
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