あぶくのお気に入りの歌一覧
只野ハル
持て余すひとり雨降り部屋の中無為に過ぎても構わないけど
6
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只野ハル
掃除する時間つぶしになればいい見た目それなりその程度なり
3
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只野ハル
ピカピカのシンクとコンロになったから汚れる程の料理はしない
5
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只野ハル
そしてまた今日一日が過ぎてゆく日付以外に変わるものなく
8
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松本直哉
旋盤工募集のポスター色あせて雨のにほひの京浜蒲田
14
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へし切
さわやかな五月の空は雲隠れ心もしのに眺め暮らしつ
19
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滝川昌之
合唱も吹奏楽も無き世情 音楽室に澱む閑静
20
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うすべに
遠ざかりまた近づいてほととぎす 雨音の間にたてる聞き耳
8
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横井 信
梅雨空のつづく街角 アジサイの花にうつろう夏の足音
16
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舞
この苦ききちがい水のひと杯の酔いへと逃げて終えるいち日
7
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空き缶
蛍光灯あかるく灯る令和にも豊かな里に群れ飛ぶ蛍
5
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KEN
止めどなく ニセアカシアが 濡れて散る 中也呟く 小雪のやうに
12
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へし切
憂き空にもの思ひおれば清らかに白きカラーの花は咲きけり
14
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橘
桜葉の緑の木陰吹き過げば薫る皐月の風染まりゆく
13
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滝川昌之
危うげな翅を湿らす梅雨雲に光求めるウスバカゲロウ
19
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名鈴
五月雨の ながめ何時しか ふけにけり 覚えぬままに よぢかくなりぬ
15
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可不可
ラムネ瓶ふると鳴る鳴るビー玉は 虹わたり来る初夏のスキップ
11
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空き缶
田水入る普段の町が逆さまに映る水面に双極の猫
5
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草木藍
山際の赤く染まれば久々に五月の空の戻り来るかな
8
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桃山
青ければただそれだけで日曜の八割がたが幸せな空
8
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