さいおんのお気に入りの歌一覧
波端
川竹の世に在りしこと晶晶と光り結びて光りながらふ
5
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あかぎり
渡そうか 渡すまいかの逢いの橋 つのる想いで溶けてくれるな
6
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敦希
泥濘を君行けば吾は砂利道を 先到れば飯炊き待たむ
10
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舞
足相撲「強くなったな」やや淋しげ その後はやらず 父は老い逝く
9
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朝野沙耶
好きなだけ私に縋って泣けばいいどうせ最後は灰になるから
11
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仙人の弟子
腹這ひや仰向けになり子規を読む 障子に映る陰影あわれ
5
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ななかまど
渡りきて訪ねてくれる珍しき鳥見ておればこころの弛む
14
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灰色猫
窮鼠なら甘噛みしそうなタイプだし君に飼われる猫になりたい
8
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兎桃
金柑の黄色に鈴の実つけたるを元断ち置ける山畠の隅
4
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滝川昌之
残雪を撫でくる風痛く縮む身に見上げて背筋伸ばせと白梅
15
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ぜんまい時計
色褪せて地に還り行く落ち葉にも この夕空の赤届くべし
17
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茂作
あいみても昔は遠くなりにけり ともに老けたと笑ふともがら
15
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恣翁
真夜中の月影寒く 窓に射し 素足のままの吾を照らしけり
13
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芳立
ふゆごもり春とは見えぬ雲かげもわれもその名に色めきぞせむ
6
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ながさき
鈍色の 空から白い 冬の花 地上に着けば あへなく消へる
11
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茂作
枯れ果てる里の草木をあはれとや 花とまがへてふれる白雪
14
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灰色猫
叡智とは百年千年一万年のちに芽を出す桃ではないか
11
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シダ
つむ雪の我が家の外はかきけるを蹴れば山家の心地なりけり
5
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仙人の弟子
いつの間に夜の帳が下りたのか臥したる身には昼夜なかりし
5
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茂作
消えのこる雪にまじりて咲きにけり くれなゐうすき梅のはつ花
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