澤木淳枝のお気に入りの歌一覧
山桃
信濃にはあらねど吾もみすず刈るその刈り株に人つまづくに
9
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山桃
うゑざればままよ白雲深草の夏豊饒の耕作放棄地
16
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芳立
田のあれば田にし憂へて田なければ憂への絶えぬおのが生きざま
16
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詠み人知らず
どこからか種がこぼれし朝顔の紅の花砂利にりんと咲きし
18
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水島寒月
登り来てみみづくの寺蝉のこえ相模の海の間近に見えて
5
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紫苑
うつそみは灰と消ゆれどけふの日も少女はたたくわたしのとびら
21
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芳立
敗れにし国また起てり島々をあらたに生まむ矛はあらねど
16
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平 美盛
垂乳根の 胸に抱かれし 幼子は 愛を信じて すやすや眠る
12
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平 美盛
夏の夜に 見るのは夢か 幻か ひゅっと飛んで ぱっと輝く
7
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平 美盛
射干玉の 逢魔ヶ刻に ほろ酔いで 千鳥足にて 百鬼夜行
10
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浅草大将
その昔の国やぶれたる夏の日も山かはありて乙女遊べり
42
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芳立
夜をこめてたれの空音も鳴らなくにゆるすもなにも絶えぬ蝉の音
13
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芳立
よもすがらしくしくふれる蝉しぐれ夏つくつくの音はまじらず
9
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浅草大将
軒の端に揺らく清音にみすずかる信濃の秋の風し思ほゆ
13
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浅草大将
何もかもなげうち水の夏の日に儚く消えしかげろふの君
22
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浅草大将
おもてには水に流せど紙屋川むかしのうらみ今も忘れじ
16
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加祢
うたはれしいくさの痕を苦にあへぎ累々とせし人見へざるや
26
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芳立
野おくりの涙あはれにいろどりて遇ふべきおのが闇をかたらず
13
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加祢
ひとしづくほのかに香るハーブティー小さきカップにぽとりと淹れる
15
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聴雨
君のその結ひ髪ほどく指先を鏡の中でじっと見つめる
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