恣翁のお気に入りの歌一覧
きさ
風のまま気の向くままにサイコロを転がすような人生がいい
4
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たんぽぽすずめ。
砂利道に踏まれて削れ丸くなる硝子へ刻む人の生き方
16
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葵の助
百円をポケットに入れつっかけで豆腐屋へ行くこの街の我
12
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さる
年重ね七十余り九歳のけふ誕生日 子ら孫ら集ふ
13
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ふきのとう
花嫁は少女の面影残せしを笑顔輝き見とれるほどに
16
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いはしろ
一重でも母は結婚できたのよ 黙して答えず娘のアイプチ
10
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若楓
ああまるで葡萄酒に溜る滓のよな楽しき後の深き孤独を
9
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千巻
空家あり玄関に葉の吹き寄せる取る人なくて熟れる柿かな
6
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詠み人知らず
だらだらと文句を言えど親は親年重ねるといとおしくなる
3
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詠み人知らず
きっぱりと煙草をやめた父思うお願いだから長生きしてと
3
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ねずみ
乙女らの黒髪飾る寒椿散華の紅き花弁の舞
2
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しまじま
甘党と 口には出さず 入れにけり やまい好むと 思わざらむや
1
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舞
恥ずかしみ乳房与えし頤とがいの白鮮やかな君を恋する
5
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紫草
ほら毛虫無邪気に笑う君の手の 猫じゃらしより君にくぎづけ
11
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由良
降りやまぬ雨のしたたる軒下にかすかに聴こえるネコの鳴き声
6
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せいか
始まりはただの欲望だけだったそれに「愛」などと名前をつけた
1
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詠み人知らず
少しずつ白髪の増えた母親の苦難の証荒れた指先
2
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詩月恵
公式は忘れたけれど5限目のきみの寝顔はまだ覚えている
33
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葵の助
どかんばたんウエエエエエンでも母さん玉ねぎ焦がしちゃいけないからさ
4
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たつかわ梨凰
やわらかな雨の匂いに堕ちゆける金木犀の音を辿れり
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