紫草のお気に入りの歌一覧
舞
ボール追う父子見守るその母に優しげに降る冬の木漏れ日
8
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橘
足早に黄昏の街帰路に就く微笑みの無い人々の顔
14
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音弥
実が生るはいつの事やらアボガドの芽を嬉し気に管理する嫁
13
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名鈴
落つるより やがて冷えゆく 涙かな 一人寝を寝ぬ 冬の夜寒し
16
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茂作
採り入れの後に殘した大根の 四本五本の細き哀しさ
11
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舞
あしたにはゆく身と知れる老いの身の眺めて赤き今日の紅葉葉
7
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千映2
のしかかる母の想い出多すぎて補聴器捨てる勇気振り絞る
5
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滝川昌之
目、鼻、口 中央に寄せ力士らはさらに寄れよとまた頬たたく
10
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只野ハル
思い出はあるのだけれど思い出すことは稀だよ今を生きなきゃ
4
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只野ハル
酔った目で見る手のひらのたよりなさ離れた後の消えるぬくもり
3
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只野ハル
せんべろの軒醒め侘し吐く息に白く霞める冬の月かな
8
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只野ハル
寂しいのは逢えないからではなくて逢いたい人がいないからだよ
4
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茂作
團栗を拾ひて見せる幼子に 歌ふ媼なの輕きソプラノ
16
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灰色猫
吠えるほど孤独になれる夜空には隠れぬ月がありますように
9
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ふぬーん
電線のすれすれ枝を剪る庭師歩道の吾は呆けて見たり
2
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ふぬーん
4Kの猫の動画は目もひげも綺麗に映す 猫の感情
3
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葛城
草の実の匂い微かにつややかに色も際だつ新米の白
18
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へし切
黄葉づべきほどの梢の移ろひに 風にきほへる 銀杏の並木
12
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ななかまど
うすあかき顔に染まりしかぐや姫里人見あぐ望月の空
12
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滝川昌之
峠には釜めしを売る駅があり停車時間の車窓せわしく
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