恣翁のお気に入りの歌一覧
本間紫織
指先で触れられる時さわさわとわたしの中の海が満ちゆく
4
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悠々
葉櫻の頃に逝きにし母なれば櫻散るな散るなと祷る
26
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風蘭
人は人私は私同等にひとりひとりが蓮華座の上
12
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詠み人知らず
ぱちん、ぱちん。 伸びた爪切る風呂あがり 床の上にも 細い三日月
5
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高島津 諦
詰まされた盤面の上何一つできずに立ってるクイーンみたいな、
3
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紫苑
ひとり汲む葡萄酒苦かり十字架に打たれし釘は曲がつてゐたか
8
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詠み人知らず
潔く「ありがとう」と言える人 そういう人にいつかはなろう
16
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紫草
長らえし姑をみており吾が夫 俺は「あばよ」と死にたいと言う
12
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希
「必ずね」と約束した日が来なくても忘れずに咲く故郷のさくら
10
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葵の助
晩メシは食ってくとメール午後七時カツオのたたきの気持ちを述べよ
9
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みやこうまし
近頃は歌詠むネタに苦労する木花に無沙汰の寒き日つづき
4
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工藤吉生
見苦しい点があったと詫びてるがそれがどこだか教えはしない
3
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詠み人知らず
心臓の底を流れる春愁を 浅い眠りが堰き止めている
21
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そらの珊瑚
うつろわぬ花などないよと散り際に ほほえむように逝くラナンキュラス
12
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西村 由佳里
子の胸に 耳をあてれば トクトクと 心の声が 静かに響く
3
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ゆうくん
桃色の 貝の姿で 花は散る 春三月の そよ風の道
5
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けにちん
足踏めばパチリパチリとヒビの入る氷を歩き春にあいさつ
5
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もなca
眠りから目覚めて動き出す街に昇りゆく陽は深々と射し
5
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銀ねず
三月のいちばん寒き朝の来て吉本隆明はこばれてゆく
10
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芳立
わすれじな雪は消ゆともこぞの春ふるへつづりし停電の文字
13
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