恣翁のお気に入りの歌一覧
本間紫織
張り付いた笑顔が今日も剥がれないピエロを辞めて五年経つのに
3
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透子
葉ばかりになりしさくらの枝々にふくら雀の宿る雨の日
7
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ふきのとう
桜舞うベンチにすわる老夫婦寄り添いおうて和みのときを
15
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もなca
一面に淡き花びら敷きつめて見まがうばかりの自転車置き場
9
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もなca
遠き日の学び舎の窓うかびくる あの日も見ていた散りゆく桜
12
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たそがれ
心なら全部あげるよ 心しか あげれるものが他にないから
7
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工藤吉生
散らかった男子ロッカー 「整頓」の丸い二文字は黄ばみうずもれ
5
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トモエ
満開の桜が見えて吊り革にもたれる人の角度戻りぬ
4
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ユーカリ
どことなく頭が重く眠たくてうたたねばかり春の休日
5
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しづく
この髪を選んで降り立つ花びらはふちがかすかに黄色くなって
5
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falcon
春雨に柳の煙るふるさとは萌えて木の芽の春となりにき
19
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紫草
生きるって?自我って?あるいは尊厳って?排泄まみれの姑を愛して
17
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詠み人知らず
幼子を 寝かせるように とんとんと 大きな背なに 温もり刻む
14
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詠み人知らず
美しきこの街に骨埋めるのだ四年目の春心新たに
8
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詠み人知らず
木格子の並ぶ東の茶屋街を海の向こうの人が行き交う
5
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詠み人知らず
あたたかな風と視線を一身に受け白加賀は淑やかに咲く
5
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紫苑
宿世の記憶ひとときの物ぐるひ鎮めゆかなむ桜雨ふる
8
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詠み人知らず
相聞の 覚え懐かし 春つ方 片割れ月に 花散らす雨
18
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笑能子
淡々と己を謳え胸張って但し余人を害せぬ様に
5
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只野ハル
注がれし母の愛には及ばぬと知りつつ母の介護する日々
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