吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
舞
眠たげなマスクのなかの欠伸さえ清々しくて夏の乙女子
10
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青緒
このままでいいと嘯く水底で 光はたゆたう遥か水面に
6
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横井 信
梅雨入りの湿気った風の挨拶にはげしい雨の予報がはしる
11
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灰色猫
現実に足がすくんで青春を生きてるだけで胸が痛くて
11
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KEN
樅の木は 枯れて怒れる 修羅のやう 萬歳樂と 名の附く山で
11
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名鈴
木造りの 学び舎からの 帰り道 水張田に探す 兜蝦たち
9
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ななかまど
走り梅雨今夏の備え如何様に雨と台風コロナと猛暑
8
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滝川昌之
瓶コーラ飲み干すたびに見上げてたあの夏空の深い乾きよ
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灰色猫
サバンナへ次々飛び出す動物の図鑑にそっと雨季の栞を
12
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灰色猫
夕暮れの渚にふたり戯れる波にあなたが消え去りそうで
12
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ケンイチ
わたしにも翼をくださいできるならついでに籠から出してください
11
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可不可
投げ捨てられた金属バット いくら磨いても手渡せなくて
7
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只野ハル
単線の一輛だけの列車過ぎひとり踏切うつむき渡る
8
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舞
通学路色とりどりのマスクには親の好みや願いあらわれ
8
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灰色猫
また今朝も髭を剃っては綺麗事並べるための笑顔作りさ
9
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灰色猫
同じもの見つめていたい大切に同じ想いを確かめ合いたい
13
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灰色猫
花ばかり見つめていたらまばたきが儚い蝶になってしまうよ
12
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灰色猫
足りなくて埋めあいたくて愛しあう同じ理由で奪われようと
12
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灰色猫
異国にもうすもも色の花がある桜の香るズブロッカかな
10
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横井 信
いき詰まるひとりの仕事 開け放つ窓を抜けてく町の喧騒
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