卯月のお気に入りの歌一覧
紫苑
君なれば銀鱗もまたいとほしきこころの隙に四月の魚
11
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やねうらねこ
蛇行する桜街道われもまた記憶の海に難破しし船
3
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有為
青き月染まば染むべし僕たちがまだふみも見ぬ空の果てまで
7
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紫苑
冴え返る夜空に明き十三夜スピカはいまだその身を熔かず
10
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リンダ
平然と百合の雄しべをむしる母きらわれ者も必要なのに
5
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垂々
人生がわからないので人生をナビしてくれるナビをください
13
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悠々
彼岸にはおふくろ様が立っていておいでと来るなの手をふっている
22
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虹雲
青春を死にたくなかった人々の桜吹雪は青空で舞う
7
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たんぽぽすずめ。
零戦が空中分解せし海の底の破片を君と思へば
9
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音波
東京の空のありかを知っている(西荻窪は雨が降りつつ)
4
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紫苑
若き日の靴おとの絶え花のいろも永遠にこそあらねニコライの鐘
11
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音波
ほんとうに空がないのか知るためにまた鉄橋を渡る東京
4
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芳立
そのときはあるべきところ知るといふ猫にまねびて桜の下に
8
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中村夜
人型のロボットの手が温かくなれば寂しい人はいなくなる
3
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羽
地を這ってひろがりじっと春を待つロゼット冬は終わったんだよ
13
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山桃
佐保姫の紅匂ふ羅の衣を萠え渡る花と散りて知るらん
3
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羽
ほんとうのかなしみとしてそこにある色あせてゆく木蓮の花
22
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やねうらねこ
便箋は静かなる湖(うみ)行間に雨の匂ひがただよひてをり
16
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紫苑
むらさきの切子の瓶を日に透かしリラのかをりに巴里を偲びぬ
18
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ほたる
バラ一輪細き花瓶に凛と立ちわたしに何を問い詰めるのか
8
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