五穀米のお気に入りの歌一覧
みやこうまし
歳時記に目もくれないで時は今 心に写る木花を詠みたい
15
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デラモルテ
旧暦の元旦朝より底冷えし雪降り止まず春日遠のく
12
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へし切
物憂げに虚脱の夜が襲ひきて静める闇の孤独に怯ゆ
23
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桜園
節分のまめまきをする寺いけばごちそうもでるらしこれいかなくちゃ
8
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詠み人知らず
一発のただ一回のシンバルに 青春かけた ブラバン男
17
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桜園
如月の朝の陽きらきらゆれているぺんぺん草のむれさくところ
14
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詠み人知らず
眉と眼に静かな色香とどめつつ 無音で老いる 昭和の婦人
15
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ふきのとう
水ぬるむ田畑に立ちて農夫らは土のにおいに春を待ちおり
21
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浅草大将
ほのかをる茂吉のエロスのはつ花は金瓶村にひらく梅かも
9
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小林道憲
この冬は歳老いにけり しみしみと氷張る夜の凍てる静けさ
24
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詠み人知らず
吾を見る猫の目暗く悲しくて 何時からこんな暮らしになったの
25
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浅草大将
をしからむ人の命も何ものかやがてゆくべき道はひとつに
16
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詠伝
感性をじゃばら折りしてまた広げ他との接点減らしつ保ちつ
5
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恣翁
薄暗き湯殿の高き天井ゆ ぶら下がりける裸電球
24
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浅草大将
千早ぶる神やいつにぞ蒔きませるその言の葉の初めなる種
17
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ふきのとう
冬晴れに誘われ庭に出でみれば赤き椿のふくらみありて
12
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詠み人知らず
遠景はゆっくりついて来てくれる 月ほど遠い 好きほど遠い
19
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へし切
静かなる鎮守の森に音の立つどんどの焚火パチパチと燃え
22
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デラモルテ
訥々といのち燈して長らへば盡きせぬ夢を薪に燒べり
7
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舞
飄々と風吹くままに靡くよに利口になれぬ愚か吾れ生く
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