ラベンダーのお気に入りの歌一覧
リクシアナ
二車線の冬の轍は凍てついて未明の月がざらりと映る
32
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リクシアナ
春の窓ほのかに明ける朧さを部屋に招いて茶の友にする
26
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コーヤ
色づいた落ち葉のいろの鮮やかさ曇り天気もあたり明るし
21
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たけくらべ
風ふけど散らであらがふもみぢ葉は命の限り秋をとどめむ
30
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詠み人知らず
黄の帯の銀杏並木の数キロを走り終えればわが冬来たる
25
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詠み人知らず
哀しみを空に跳ね上げそびえ立つ皇帝ダリア笑みてゆらめく
18
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舞
毎日の代わり映えせぬ弁当を開けば仄か妻の温もり
22
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詠み人知らず
葉桜は見向きもされず働いて 次の花弁を 育んでいる
28
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詠み人知らず
三日月の見えぬ部分の質量も 潮を引っ張り 海を混ぜてる
34
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詠み人知らず
思い出は意図して作るものじゃなく 過ぎ去ったとき そこにあるもの
40
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詠み人知らず
逝くまえに目で会話した父さんと 同じかたちの指を見ている
40
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炭酸水
もうダメだしゃがみ込んだ時でさえ前向きである十の足指
21
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沙久
死に近い中で「命を続ける」と決めた心が「いきる」に宿る
27
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詠み人知らず
休日の讃岐うどんに葱がない 代打不能の 偉い野菜だ
30
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リクシアナ
歯に弾むもち麦の味優しくて明日の自分を励ましている
25
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藍子
ぽかぽかと小春日和の昼下がり上下の瞼仲良くしてる
17
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藍子
西の空茜輝く夕陽さえ釣瓶落としの無情に沈む
13
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有賀亭小太
人生はただ一幕の長芝居台本はなしアンコールなし
10
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灰色猫
美しい思い出たちが丁寧に並べられてるフリーマーケット
25
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へし切
独りのみ見れば愛しみ夕星の夕べになれば人を恋ひしむ
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