横井 信のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
手折らずに野辺に置いては他人の花 家に上げれば添い遂げるまで
15
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ななかまど
芍薬が両手をひろげ咲き誇る見ごろですよと亡母に伝える
12
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祈り花
手折られて花瓶の水に息をして野辺に吹く風今に恋しき
7
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へし切
父親は母親代わりも出来ぬもの妻亡き後の擬きの半生
14
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月夜の番人
朝露をとどめておくれ蜘蛛の囲に祈るひと枝明けの花桐
5
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夕夏
じてんしゃはそくどじゅんいがいちばんになったばめんでかいひぎむあり
1
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舞
キャバ嬢のキラキラの爪スマホ持ち首かしげつつひねり出す短歌
4
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秋日好
老い縋る支えもあらで忍冬花は咲けども冬に留まり
6
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秋日好
文末の署名に涙溢れ出す貴方の苦痛が生身に代わり
7
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び わ
紫陽花を息子夫婦が母の日に大輪の花微笑んでおり
6
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茂作
貴船川連れだちのぼる乙女らが 奧のやしろに願かけまつる
14
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夢花火
鯉のぼり 育つは子供 いなくても 君は立派な 母でありけり
2
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夢花火
夢浸り 歌う花束 耳飾り 揺れてリズムの 寄せ合う肩よ
3
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滝川昌之
まだ香る木々の若葉はほの甘く街はアロマに包まれている
14
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ななかまど
陽炎が舗装道路に立ちたれば夏の準備を指折り数う
14
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笹舟
五月雨の囁く夜の目は冴えて もの侘しくも月は無しとは
5
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音蔵 雅秀
花盛り過ぎにしゆかば さくらんぼ たわわに実る 実桜の頃
2
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へし切
水の辺に生ふる五月のあやめ草 人待ち顔に笑みて咲き初む
15
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恵雪
雨上がり雑草を刈る音と青き香を纏ひ帰らむ初夏の道
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舞
鈴蘭の咲く頃寒しサッポロの街を濡らして白き五月雨
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