偽嫁のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
じくじくと染み出す愛が僕たちの境界線を曖昧にして
15
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風橋 平
柳ふく氷室神社の玉垣の角折れずゆくゆかばひと風
5
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鹿男あほでよし
嫌われる心あたりがないことが嫌われていた原因だろう
23
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りゅう たいせい
君の住む街は雨風凄まじき電話しようか悩みて座る
9
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赤石仙人
獨り住む娘の部屋を訪なゐてしみじみ語らふ春嵐の夜
16
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舞
咲かぬまま春を過ぎゆく老いた木の影寂しげに背を丸めたり
17
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詠み人知らず
煮え切らぬ気持ちをきつく縛り上げ放り投げたる資源ごみの日
12
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詠み人知らず
伝えたい言葉を舌に乗せたまま二人を分かつ鋼鉄のドア
3
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桜園
いとしげに桜にふれる少年のまなこはなぜかとても優しい
21
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桜園
青空を見上ぐる我にふりそそぐ桜吹雪の無常の優しさ
22
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遠井 海
完全な片思いならよかったな 淡い期待に蝕むこころ
22
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詠み人知らず
一度だけ時を遡上できるなら 幼い君を肩に乗せよう
21
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yuki
何気ないあなたの仕草もひとつずつ愛という名の宝箱の中
8
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yuki
花を追い写メ撮る君の写メを撮るそんな優しい穏やかな日を
9
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詠み人知らず
陽だまりをなくした猫が顔ばかり拭いているから今日も雨降り
30
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紫草
日の暮れの帳が降りたお庭には石楠花ぼんぼり夜通し灯る
24
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舞
人去りし墓地に添えたり色ひとつ見る者も無く桜繚乱
13
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環
散りかかる椿やまぶき咲き初むる於美阿志神社の境内の春
4
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みなま
君といま共に眺むる櫻花このひとときの永久なることを
12
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鍬乃呑
ようやくに生え出す草を抜きながら頭を焦がす日向ぼっこり
8
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